検査科目
当院では、さまざまな検査機器を備えております。
内視鏡検査
上部内視鏡検査では、上部消化管(食道、胃、十二指腸)の中を直径5.0mmの内視鏡を鼻から挿入して検査します。胃がんや腫瘍、潰瘍などを診断します。口から挿入する検査に比べ、嘔吐反射がないので患者様の苦痛は少ないです。
- 上部内視鏡検査
- 問診:お薬手帳を持参してください。
- 前処置:消泡剤を使用して胃の中の泡を取り除き、きれいにします。
- 局所血管収縮剤:鼻腔粘膜の血管を収縮させるため、局所血管収縮剤を使用します。
- 麻酔薬:痛みを軽減させるため、鼻に麻酔のスプレーをします。
- 内視鏡挿入:内視鏡を挿入します。このとき、痛みはほとんどありません。
- 検査:胃の中を観察します。10分程度で終了します。
必要に応じて生体検査(組織をつまんで検査に出す)をします。
ピロリ菌の有無もわかります。 - 終了後:検査終了後、60分で飲食する事ができます。
- 下部内視鏡検査
- 検査前日:夕食は消化の良いものを少なめに取ってください。下剤を飲みます。
- 検査当日:食事、お茶等の飲み物、喫煙、薬等は禁止です。
- 下剤の服用:1.8リットルの下剤を飲みます
- 内視鏡挿入:肛門から内視鏡を挿入します。
- 検査:腸内を観察します。
必要に応じて生体検査(組織をつまんで検査に出す)をします。 - 終了後:院内のベッドで1時間程度安静にしてから、ご帰宅いただけます。
超音波検査
生活習慣病に合併しやすい脂肪肝、慢性肝障害、膵炎等を検査します。肝臓・腎臓・
腹部全体にゼリーを塗りながら、プローブ(探触子)を当てて観察します。検査中は観察する部位によって息を吸う、息を止めるなどの指示があります。
レントゲン検査
胸部レントゲンでは、肺や腹腔内、骨・関節の検査を行います。
検査によって確認できること
肺がんの早期発見/肺結核/肺炎・気管支炎などの肺の炎症/肺気腫/気胸/胸膜炎/肺線維症/心臓病/心肥大/胸部大動脈瘤/腸閉塞
心電図
不整脈、心筋梗塞、心肥大、心膜炎、虚血性心疾患等の心臓疾患の検査を行います。
ベッドに横になって心電図電極を装着して計測します。
血液一般検査
血液中の赤血球、白血球、血小板の数など、細胞成分の状態を調べます。
検査によって確認できること
赤血球数(RBC)/白血球数(WBC)/ヘモグロビン(Hb)/ヘマトクリット(Ht)/MCV(平均赤血球容積)/MCH(平均赤血球血色素量)/MCHC(平均赤血球血色素濃度)/血小板数
骨密度検査
骨密度の測定は手のレントゲン撮影によって検査します。骨密度の減少は、骨粗鬆症につながる要因になります。骨密度の減少の早期発見により、骨粗鬆症に対する適切な治療と予防を行なうことが出来ます。